中古マンションの購入を考えているなら、日ごろから物件がどのように手入れされているかきちんと見ておきましょう。
建物を見て判断するのではなく、管理状況の履歴がわかるものから判断が可能です。
本記事では、中古マンションの管理状況について、修繕履歴から詳細を知る方法と議事録の確認方法について解説します。
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中古マンションの管理状況を重要事項調査報告書での確認方法
中古マンションがこれまでどのように管理されてきたかについては、重要事項調査報告書をみればある程度の内容が確認できます。
重要事項調査報告書とは、マンションが管理されてきた履歴がわかる書類です。
ポイントは、売主個人が持っているものではなく、マンションの管理会社が所有・管理している書類である点にあるでしょう。
つまり、売却時には売主が管理会社から取り寄せるのが一般的です。
確認方法としてみるべきは、管理体制がどのようになっているのか、修繕積立金にまつわる情報全般、駐車場や駐輪場の空き情報などになります。
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中古マンションの修繕履歴から管理状況の確認方法
管理状況が良いマンションには、修繕工事が順調におこなわれていて、修繕積立金がきちんと貯まっており、その修繕計画も長期的に立てられています。
実際、物件を見ただけでどのような修繕・管理がおこなわれてきたかを素人が判断するのは難しいため、確認方法としてそれぞれ見るべきポイントは次のとおりです。
まず、定期的な修繕履歴があるかを確認してください。
12～15年に1回は修繕工事が実施されているのか見ておきましょう。
次に、修繕積立金をきちんと徴収できているのか確認してください。
滞納している方がいないか、徴収される金額が適正であるかを戸数や築年数から判断してみましょう。
最後に長期的な修繕計画の有無も確認します。
ガイドラインによれば、12〜15年に1回は大規模な改修工事が推奨されているため、築年数に応じて工事されてきたのかを見ましょう。
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議事録で中古マンションの管理状況を知るための確認方法
マンションには管理組合が存在し、そこで話し合われた内容は議事録に記録されています。
議題と取り組みについてきちんと話し合いがなされているか見ておきましょう。
議事録がきちんと記載されている物件であれば住民トラブルの履歴も残っているため、マンションの気になる裏側を垣間見られる書類です。
ただし、議事録そのものが残されていない物件もあるにはあるので、その点も含めてチェックしておきましょう。
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まとめ
中古マンションの管理状況は、建物を見るだけではなく、その修繕・管理がどのようにおこなわれてきているかも確認方法として有効です。
とくに修繕積立金に関する記載については、きちんと書かれている物件だと安心して住みやすいでしょう。
議事録そのものが残されていない物件については管理が形骸化している恐れもあるため、注意してください。
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