相続のためにおこなう財産調査とは、どういった内容か知っておきたい方もいるでしょう。
この記事では、遺産の調査をおこなう理由や手続きを進める方法、自分でおこなう方法、注意点などについて解説をしています。
今後相続の予定がある方は、参考にしてみてください。
相続のための財産調査の内容と重要な理由
家族や親族が亡くなった場合、故人が所有していた財産をすべて調べ、財産額を確定させる必要があります。
すべての財産を調べないと、遺産を受け継ぐ手続きを進めることができません。
相続放棄するかどうかの判断や、遺産分割の手続きのためにも、綿密に調査をおこないましょう。
遺産には預貯金などのプラスの財産だけでなく、ローンやキャッシング、滞納していた家賃などのマイナスの財産も含まれます。
あとになって知らなかったマイナスの遺産が発覚すると、財産だけでなく負の遺産も受け継ぐことになります。
トラブルを避け、相続税を正確に算出するためにも、慎重に調査をおこなうことが重要です。
▼この記事も読まれています
相続放棄の手続きを自分でおこなうには?必要書類や注意点をご紹介
相続のための財産調査を自分でする方法
自分でおこなう方法として、まず故人の通帳を確認し、記帳された入出金履歴をもとにほかの預貯金を探します。
不動産については、市町村役場で名寄帳を取得すると調べやすいです。
また、自宅内で郵便物を調べると、滞納している税金や借金の履歴が見つかる場合があります。
ローンの詳細は、専門の信用情報機関に郵送やインターネットなどで問い合わせることで調べられます。
調査の際には、戸籍謄本や住民票除票など、故人との関係がわかる書類の準備が必要です。
▼この記事も読まれています
不動産を相続する際の登記費用と経費にするポイント
相続のための財産調査方法は専門家に依頼したほうが良い理由
自分で遺産を調べることも可能ですが、専門家に依頼する方が適切な場合もあります。
調査には、市町村役場や専門機関への問い合わせなどが必要で、時間と手間がかかります。
遠方に住んでいる、仕事が多忙であるなどの理由がある方は、専門家への依頼を検討するのが望ましいです。
故人の預貯金や債務状況をすべて把握できていない場合にも、効率よく進めるために専門家に依頼しましょう。
また、遺産の調査は2か月以内に完了させるべきです。
故人のマイナスの遺産が多く相続放棄をする場合、相続放棄の申請期限は相続開始を知ってから3か月と短いためです。
すべての財産を調査し、放棄するか判断する時間を確保するためにも、早急に調査を開始しましょう。
▼この記事も読まれています
不動産を共有で相続するとトラブルが起きやすい?概要や注意点を解説
まとめ
財産調査は、故人の所有しているすべての遺産を確定させる作業です。
預貯金以外にも、借金、ローン、滞納している税金などの債務も遺産に該当します。
自分でも調べられますが、すべて完了しないと相続手続きに進めないため、効率よく手続きを進めるためにも専門家への依頼を検討しましょう。
福岡での中古マンション購⼊・物件探しは仲介⼿数料無料の物件を多数取り扱うすみれ不動産にお任せください♪
気になる物件がある際は24時間お電話でのご対応も可能です。
是⾮、お問い合わせお待ちしております♪