マンションを売買する際、対象となる建物の強度は重要な条件となります。
マンションなどの建物の強度について考える際に重要なのは、地面に接している基礎の部分です。
今回は、マンションの基礎とは何か、直接基礎や杭基礎とはどのような基礎なのかについてご紹介します。
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マンションの基礎とは
マンションの基礎とは、建物全体を支えるための下部構造のことです。
上部構造と地面の間にあり、マンション全体の重さを支えています。
マンションなどの建物の基礎には、直接基礎と杭基礎の2種類があり、地盤の状態や建物の種類によって使い分けられるのが一般的です。
マンションのように大規模な建物を建てる際は、杭基礎が圧倒的に多い傾向にあります。
基礎工事は、範囲を決めて掘削し、砕石を敷いて捨てコンクリートを流し、配筋や検査をおこなってコンクリートを打設するなど工程が多いです。
建物の階数分の月に加えて2~3か月かかるといわれており、建物の規模に応じた時間がかかります。
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マンションなどに用いられる直接基礎
直接基礎は、地盤の上に直接基礎部分を設置するタイプの基礎です。
ベタ基礎、布基礎、独立基礎に分けられ、それぞれ耐久性などが異なります。
ベタ基礎は、地面の上に直接コンクリートを乗せるタイプで耐震性が高く、シロアリ被害にも強いです。
マンションよりも一戸建て住宅の基礎に多い基礎となっています。
布基礎は、コンクリートだけでなく、鉄筋も地盤に差し込むタイプの基礎です。
コストを抑えつつ強度を高められるものの、耐震性にはやや劣ります。
独立基礎は、建物全体ではなく、柱など特定の位置にのみ基礎を設置する方法です。
事務所やショッピングモールなど、住宅以外の建物に用いられる傾向にあります。
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マンションなどに用いられる杭基礎
杭基礎は、地面に杭を打ち込んで地盤の支持層まで届かせる基礎です。
直接基礎よりも地盤が弱い土地で用いられるケースが多く、マンションのほとんどは杭基礎を用いて建てられています。
杭基礎は、主にどこで杭を製造するかによって、2種類の工法に分けられているのが特徴です。
場所打ち杭工法は、杭を建築現場で造って地盤に差し込む方法になります。
それに対して、既製杭工法は工場で製作された杭を用いて基礎を造る方法です。
場所打ち杭工法は、素材を運搬するため、輸送コストが少ないですが、現場での工数が増えます。
既製杭工法は、工場で均質な杭を製造できますが、杭が大きいほど輸送コストが大きいです。
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まとめ
マンションの基礎は、建物全体を支える下部構造であり、時間をかけて造成されます。
直接基礎は、一戸建て住宅やショッピングモールなどに多く、地面に直接基礎を置くタイプです。
マンションに多いのは杭基礎ですが、どこで杭を製造するかによって工法が異なります。
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